残念な新国立競技場/配管むき出し、トイレ少ない

Yahooニュースに紹介されている週刊FLASHの記事によると
国家プロジェクトである新国立競技場は、訪れた人ががっかりする
残念なポイントがいくつかあるようです




１．天井まわりの配管がむき出し
　　（設計当初のCG案では隠されていた）
２．ファサードと呼ばれる外壁にルーバー状の木が打ちつけてあるが
　　留めているボルトが丸見え
３．観客約5万人以上に対してトイレの数が圧倒的に少ない。いつも長蛇の列
４．競技場の高さを抑えたかったのかもしれないが
　　下層席は角度がなだらかでピッチが見えず、サッカー観戦には不向き
５．隣に人が座ると移動が難しい、体格がいい外国人にはほぼ不可能
６．「木」が売り物だったが
　　外周部のひさし最上部は、アルミ板に木目調プリントをしたもの
７．屋根を構成する梁の影がピッチにくっきりと映り、競技の様子が見えにくい
など

原因としては
・ザハ・ハディッド氏からのリリーフ登板で設計、施工の時間が短かかったこと
・高額な建設費が批判されて騒動が起きたため、予算の抑制を最優先させたこと
・隈氏はスタジアムの設計経験がなかったので
　　実設計するスタッフが意見を言わなかったデザイン優先の弊害があったかもしれない

隈氏はあんな競技場を作りたかったわけではなくかなり不本意な作品
本当の実力を発揮できたとは思っていないのでは
とも

旧国立競技場を残してフルリニューアルしたほうがよかった
有観客でおこなうか否かで揺れる東京五輪。会場は「無観客向き」
としめくくられている